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食止めと飲食止め [健康]

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今日は余り書くことが無いので、入院中の食事について書いてみようかと思う。
胆肝膵内科病棟に入ると、先ず食止めか飲食止めかの札がベッドにぶら下げられます。
読んで字の如く、食止めは固形物を食べることが出来ない状態、飲食止めはこれに加えて飲み物も飲めない状態を指します。

食止めの場合でも、飲み物は場合に依っては水とお茶だけと言う事もあります。
大抵の場合は水とお茶に制限されることが多いです。

こうして御飯が食べられないのを補うために、点滴で栄養を与える状態にしてありますので、生きていくために最低限の栄養は補給されているのですが、とは言え、補充するよりも出る方が多いので、体重がどんどん減っていきます。

食止めの場合は1日で1kgほど減ります。
飲食止めはもう少し減る量が増えますが、さほど変わりがありません。
断食ダイエットと言うのが有るそうですが、正にそれをやっている状態です。

大体、食止め初日とかは熱が出て食欲もないので、特に気にはならないのですが、快方に向かっている時に食止めが続くと、大部屋の場合、周りの人が食べる食事の匂いが漂ってきて、お腹が鳴ること鳴ること。

結果的に結構良い修行になりました。
食に対する煩悩のある人は断食してみても良いかも知れません(ぉぃ。

更に辛いのが飲食止めです。
今回は飲食止めが無かったのですが、内視鏡手術をする際にはお腹を空っぽにする必要があるので、食べ物のみならず、飲料水も飲めなくなります。

これは一番辛いです。
何せ、水を一滴も飲めませんからね。
寝ていたりすると喉が渇きますが、それでも水を飲むことが出来ず、僅かに洗面時にうがいで喉を湿したりするくらいしか出来ませんでした。

これは良く保って2~3日が限界ですが、長期入院していた頃は4~5日くらい飲食止めになっていたことがありました。

因みに、面白いのはこうした飲食止め、食止めが続くとどんどん体重が減るのかと思いきや、有る一定の体重に達したら、そこから先には頑として減りませんでした。
不思議なもので、蓄えた脂肪を燃焼するのでしょうが、その燃焼がゆっくりになるのでしょうかね。

勿論、栄養分を点滴で補充しているからプラマイゼロになっているのかも知れませんが、人間の身体のメカニズムの不思議さに感心したものです。
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