リバイバルブーム [日記]
今日は蒸し暑くて何時もはサクサク歩けるのですが、汗をかかないようにするため、何時もの7割程度の速度でテクテク歩いて行きました。
それでもそれなりに汗をかきました。
さて、今日、ヤホーニュースを見ていたら魔法騎士レイアースが30年ぶりにリバイバルすると言う話が出ていました。
らんま1/2もそうですし、先日はうる星やつらがリバイバルするなど、私が学生時代に見ていたアニメが軒並み復活して放送されてるんですよね。
これはテレビにとっては危機的な状況なんだろうなと思ったりする。
確かに団塊ジュニア世代は数が多いから、この世代をターゲットにした番組作りと言うのも方向性として間違ってないとは思うのですが、オリジナルでは無くて、以前に放映したもののリバイバルと言うのは些か安易ではないかと思ったりする訳で。
しかも、オリジナルが放映されていた当時と時代が違うのもあって、当時は許されていた台詞や行為が、今は全く許されないから放映出来ないなんてことが起きるだろうなと。
それでなくとも、当時からPTAとかから目の敵にされたアニメもあったのに、敢えてそれをリバイバルすると言うのも冒険だなぁと生暖かい目で見てしまう。
で、その問題の部分をバッサリ切ることになったら、物語が成立しないケースだって考えられる訳です。
例えば、ドラゴンボールで孫悟空の師匠になる亀仙人が出て来ないとかね。
亀仙人だってブルマ(此の言葉だって放送コードに引っかかるんじゃない?)に抱きついたり、尻タッチしたりとセクハラしまくってる人物だったりですが、この部分のない亀仙人だとキャラクターとしての魅力が半減するのではないだろうか。
勿論、オリジナルを見て育ってきた団塊ジュニア世代の人々は、原作無視に違和感を感じるでしょうし。
でもって、今世界で通用している、つまり誰でも知っている日本のアニメって、最近は詳しくないのですが、SLAM DUNK以降出ていないのではないでしょうか。
進撃の巨人や鬼滅の刃とか国内では流行っているけど世界的な流行では無い様な気がする。
此の点にも日本の商品開発力の低下というか、イノベーションが発生しがたいコンテンツビジネスになっているのではないか、と。
ドラマでもアニメでも、テレビ番組全体的に焼き直しや安易な漫画の原作ばかりで、オリジナルの脚本が見事に少なく、だから面白くないと言う事になるのではないでしょうか。
ドラマにしても、昔のような堺屋太一や橋田壽賀子、倉本聰の様な骨のあるドラマが無いし、宮藤官九郎以降、面白いドラマを成立させる力量のある脚本家がいなくなったのかなぁと。
コンテンツビジネスは消費ビジネスと割り切っているので、粗悪な作品が創り出されるのかも知れませんが、それにしたって自己満足の番組作りはそろそろ止めた方が良いのでは無いでしょうか。
こんな薄っぺらな番組ばかり作っているから、勘違いするコメディアン擬きが跋扈するのでは無いかと思うのですがねぇ。