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29年目 [日記]

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今年も阪神淡路大震災の日がやって来ました。
今年で29年目。
来年になれば30年、後2年くらいで33回忌になりますね。

いつもはその風化を嘆くブログになるのですが、今年は正月に能登半島大地震があった為、再び注目を浴びることになりました。
やっぱり輪島の朝市通りの火災を見ては長田の火災を思い出してしまうし、座屈したビルを見てはうちの周りのマンションを思い出してしまったりとね。

人口密集地帯で無くて幸いでしたが、救援の立ち上がりが遅くて結構端から見ていてヤキモキしたのは否めません。
正月だから自衛隊員やら警官、消防官達の集まりが遅くなったのは仕方無いと思うのですが…。

また孤立集落が多かったのも今回の特徴ですね。
行政効率化を錦の御旗にして「平成の大合併」を行った訳ですが、果たして本当にその政策が良かったのか、こうした天変地異において、広域化というのが果たして正解だったのか。

今回の震災に関して言えば、広域化が被害の把握に支障を来した可能性があるのでは無いでしょうか。
小さな自治体であれば、自領内で完結するので、被害の把握も直ぐに出来るのでしょうが、広域合併をした自治体なら、そこに支所みたいなものが無い限り、直ぐに情報が把握できないのだろうなと言う想像が付きます。

ザイム真理教の官僚は、費用削減だけを考えて、こうした施策を促進したのだとは思いますが、それは国民の安全と引替に、国の事だけを考えているのでは無いでしょうか。
そうだとしたら、正に本末転倒です。
まぁ、彼等にとって国と言うのは東京だけですから。

国民を守ると言う視点からすれば、こうした部分を強化する必要はあると思うのですけどねぇ。
それこそ、何のために国が存在するのか、もう少し考えてほしいと思います。
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