SSブログ

社長失格 [日記]

CHH_B737-800_B-1797_0004.jpg

今日も出勤。
同僚が体調を崩して目の前で寝込んでいるので、鬱陶しいったらありゃしない。
だったら会社に出ずに寝とけと言いたかった。

取り敢ず、今日も数字と格闘。
今日は未来の数字では無く過去の数字。
実績値と予算の乖離を確認していたのですが、いきなり数千万の数字違いが。
1時間くらい呻吟していたのですが、ふと気が付いてフィルタを見てみたら、前回の予測値を消し損なっていました。

しかし、その数値も所々に散在していて一気に消せないのが面倒なところ。
その上、インボイス対応の御陰で電話代の費目が別のものに変わっていて、100万からの乖離が生じることが判ってしまい、更にダークな話になりました。
とは言え、これでも数年前よりは大分改善されたのですけどねぇ。

さて、大阪発動機の偽装の件。
そこに勤めていた友達からは、とうとう今年、年賀状が来ませんでした。
それどころでは無いのでしょうね。
年末年始、ちゃんと休めたのか気になります。

そもそも、社長が「仕事量を見誤った」ってどう言うことよ、と言いたくなります。
基本的に経営幹部と言うのは部下にちゃんと仕事をしてもらう為に、環境を整えるのが仕事でしょうに。
それが出来ないって言うのは、経営者失格を自ら白状している様なもので、そんな経営者に率いられた会社は不幸だなぁと思います。

これも100%子会社だから為せる業なんでしょうか。
よくそれだけ経営センスの無い人が社長になったものだと。
他に人がいなかったのでしょうか。
親会社からの落下傘で、自分の会社のたたき上げでは無い人が社長に就任してしまうと、内情を判らないし、結果と言うか数字だけでものを見てしまいがちです。

その数字を弾き出すのにどう言った操作が行われているのか、ちゃんと把握出来ていないと、内部にデスマーチを作りがちです。
数字を達成しても、昨今の不祥事を起こす会社が陥りがちな様に、実際には大赤字なのに粉飾して黒字に見せかけたり、必要な品質要件を満たさずに納期だけ間に合わせ、後からクレームの嵐になったりと。

何度も書いていますが、実績を積み上げて信頼を得るのは凄く時間が掛るのですが、その信頼を失うのは一瞬です。
残念ながら、今はプロの経営者がいなくなって、株式市場の要請で短期的利益のみを追求する経営者ばかりになりました。

そうした事をしていると、いずれ何処かで破綻するでしょうが、まだ財政的に破綻するのなら未だ回復のしようがありますが、暖簾に傷が付いたら二度と復活出来ない可能性が今の世の中高いです。
そうなると、多くの人が傷の付いたまま路頭に放り出される事になります。

いずれ真っ当な経営者が出て来ることを期待しますが、当面はイケイケドンドンの世代の後始末をせざるを得ないのでしょうね。
それで無くとも自動車業界は、今やどんな素人でも鈑金さえ出来れば参入できる世界になりつつあるのですから。
nice!(12)