SSブログ

数百円のパーツが1万円のディスクを壊す [パソコン]

CPA_B747-400F(ER_SCD)_LIE_0005.jpg

ここ1週間は完全にディスク障害対応に追われています。
取り敢ず、掃除機を掛けたり、掃除機のゴミ掃除をしたりと言った、日常生活はやっていますが、完全に引き籠りです。

4TBのディスク2基が壊れて、1基は完全に修復完了したのですが、もう1基はシステム領域の破壊で読み出せなくなってしまいました。
仕方なしにデータ復旧ソフトを購入して復旧を始めていますが、どうも上手く行かない。
外付けハードディスクケースに壊れたハードディスクを入れて、復旧ソフトでディスクを読み込み、一気に復旧しようとしたら、ディスクが途中で止まったり、シャットダウンしたり、と踏んだり蹴ったりです。

今日も、500個のファイルを復旧するのはすんなり行くのに、1,000個、1,500個と増やしていくと途中でハングアップする。
何でだろう、と思ったのですが原因がよく判らない。

イベントログを見たら、USBディスクのエラーが引金を弾いているっぽいのかな、と思ったりしたのですが、ふと遠征の際にノートパソコンで編集する為に使っている外付けSSDがあったのを思い出しました。
この中に以前の写真データもあったなぁ、と言う訳で、これを接続して元に戻せば一部は戻るんじゃないかと思ったわけです。

接続してみると確かに去年や一昨年に遠征した際の写真がありました。
それを(何も考えずに)「移動」してしまったのが運の尽き。
途中まで順調だったのに、ディスクのアクセスランプが点きっぱなしになり、ハングアップ。
と言う事は、外付けハードディスクケースの傷が入ったHDDが原因では無いと言う事です。

最初は、USBHUB経由でデータ転送をやったのが原因か、と思ったのですが、直結の外付けハードディスクケースでも同じ事象が出たので、これは違うぞ、と。
高々25GB程度のデータです。
カードリーダーからデータを移送するのと大して変わり有りません。

では何が原因か?
と言う事で、タスクマネージャーを立ち上げてみました。
すると、写真を溜めるために取り付けた新品のハードディスクにデータを転送した際、ディスクの転送速度はさて置き、ディスクのアクセス時間が100%で張り付いたままになっているのが分かりました。
試しに移動では無くコピー(移動したら途中でハングアップしたデータが消失して写真として用を為さなくなった)に変えてみる。

すると、データをコピーする際に結構高アクセスになって、更にアクセス時間が100%に張り付く時間がず~っと続きます。
コピーが終わっても、アクセス時間の張り付きは止まらず、3~4分経過後にやっと落ち着く。
これが、データ量が多くなると、途中でバッファが無くなるのか、処理しきれずに白目剥くと言う状態に陥っているようです。
でもって、二進も三進も行かなくなり、リセットスイッチや電源で強制電源OFFをする事になって、ディスクの中が壊れると言う悪循環に。

とは言え、ハードディスクは新品ですし、Seagateのツールを使ってショートテストをしてみてもアウトにならないし、Crystal Disk Infoでもエラーは出ていません。

そこで、Intel Rapid Storage Technologyを実行して状況を確認してみると、同じ機種のハードディスクでも、片方はSATAコネクタの転送速度が6GBなのに、新品は転送速度が3GBと半分。
何が悪いのか一瞬理解できませんでした。

一応、メインパソコンのマザーボードはSATAコネクタが6基、SATA Expressコネクタが2基付いていて、何れもIntel製です。
ただ、SATA ExpressのコネクタにはDVDドライブとかしか付いていませんし、そもそもがこれはSATAコネクタとして使っている代物。

ググってみると、ケーブルがおかしいんじゃね?と言う記述があって、半信半疑で余っていたSATAケーブルに換えてみました。
なんと、起動したら転送速度が倍になりました。

と言う事は、今まで四苦八苦していたのはこれが原因だったのですね。
何らかの理由でケーブルが故障し、データ転送速度が出ずにデータが滞留してしまい、書き込みも出来ずにハングアップを繰返していたのがトラブルの遠因と思われます。

そう言えば、寝室のノートパソコンの有線LANが突然切れたのも、コネクタの直後のケーブル被覆が劣化して切れかかっているのが原因だったみたいです。

数年間とは言え、ずっと使い続けていると妙な力が加わって転送速度が出なくなったのでは無いか、と思います。
そもそも、メインパソコンのケースはディスクが枕木方向に入れられて、メンテナンスしやすいのですが、裏配線の取り回しスペースは狭く、ケースの側板を閉めるとケーブルと干渉して力が加わる可能性があります。
なので、鍵形コネクタのケーブルが良いのですが、買いに行くのが面倒だったので、マザーボード付属品の直線形コネクタのケーブルを挿していました。

だからこんなトラブルが起きたのでしょう。
念の為、別のドライブに復旧データを保管する様に換えましたが、何事も無かったかのように、2,000個、3,000個とファイルレストアが進んでいます。
一応安定してますが、容量の大きなドライブでは無いので、コピーとかを繰返す必要がありそうです。
それでまたハングアップしたりすると嫌だなぁ、と思いますが。

それにしても、たった数百円のパーツをケチった御陰で、大きなしっぺ返しが来るとは…。
本当なら、昨日1日で修復は完了する予定だったのですけどね。
nice!(0) 
共通テーマ:日記・雑感