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いじめの論理 [日記]

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今日は会社へ。
日曜から手がけていた数字いじりをやっと終えることが出来ました。
と言う事で、後は野となれ山となれと言う気分です。

ところで、何処の馬の骨とも判らない人間が、お笑いタレントをバカにした投稿をして、大炎上しているようです。
それに対して、色んな人が意見を述べていますが、個人的に1人だけ許せんなぁと思ったのが、お笑いタレントの先輩であるカンニング竹山という人。

曰く、「とっとと謝れ、そして、仲直りしましたって写真でも投稿しろ」と言うもの。
これ、いじめを受けていた人に対してかなり酷なことを言っているのが判らないかなぁ。
多分、自分もいじめっ子の側に立っているから、こんな発想が出るんだろうなと思います。

しれっとコメンテーターとして月1回ニュースショーとかに出ていますが、殊勝なことを言っても、絶対にこの人の意見は聞くまいと思いました。

正直言っていじめっ子の方が味方が多いんですよね。
いじめっ子って、周りに対して外面が良い人間が多い訳で、周りの人間はそれにころっと騙されるんです。
また、学校のような閉鎖的な空間では、問題になることを避けるので、いじめっ子の言う事の方が正義になって、虐められた方が悪者になってしまう。

いじめられた方はそうやって孤立していって、遂には引き籠りになったり、自殺したりと言う事件を起こす子もいる。
そうして目を惹くのですが、それも学校のような閉鎖的な空間では、問題行動を取る人間の方が悪く取られて、虐められた方が悪者になる。

ますますこうして居場所がなくなっていく寸法です。
日本社会ってとかくこんなパターンが多いのですよね。
折角の有為な人材をこうして消費していくのですよ。

虐められる方もどうせ周りに味方なんていないのだからと、周囲に絶望して、それでも何とか生き延びようと、世渡り上手になっていい顔をするわけですが、心は深く傷ついています。
それが何らかの切っ掛けで噴き出すこともあるのですが、それはそれでまた問題行動として学校管理の側からすると目の敵にされるのですよ。

一頃、YouTuberで義務教育なんて糞食らえと言って、中学に行かないで物議を醸した子供がいましたが、寧ろ、色んな道があっていいと思うんですよね。
それこそ、教育の多様性だし。

まぁ、そこには親の覚悟も必要で、生きていくために必要な一定の学力は付けてやらないといけないと思います。
それが出来るのなら、別に義務教育に拘る必要は無いでしょう。
多様性のある人材が多数いた方が、本来社会に活気がもたらされるのではないでしょうか。

そんな風に、学校に行かないような子供達が多くなっていくのなら、大人達ももう少しものを考えるのではないでしょうか。
いじめっ子がのさばる社会よりは、もっとマシな社会が出来ると思いますけどねぇ。
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