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PENTAX 17 [写真]

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今日こそ20時前に会社を出ようと意気込んでいたのですが、今日、昨日、一昨日と何故か帰りが同じ電車と言う不思議。
何でなんでしょうね(棒。

さて、PENTAXから満を持して出た新製品。
KRが出たので次は中級機が出るのかと思っていたのですが、前作のK-1 Mk.III Monochrome Editionが結構売れて味をしめたのか、またレトロな方向に回帰していました。

その名もPENTAX 17。
そして、この時代に逆行するように、銀塩写真のカメラだそうです。
発売をするや否や、定価8.8万と言う値段にも関わらず、あっと言う間に生産能力を超える注文が集まり、1日で注文受付を中止したとか。

正直、CanonやNikon、SONYの様な大手とか、OLYMPUSやPanasonicの様にミラーレスに特化した会社と異なり、日本のカメラメーカーの中で唯一、一眼レフに拘る会社であり、知る人ぞ知ると言うメーカーですから、余程の奇策が無かったら生き残ることが困難です。

しかし、まさか銀塩コンパクトカメラとは思わなかった。
確かに、何回か製品開発アンケートが来てましたし、何となく銀塩カメラっぽい情報もありました。
とは言え、実現するとは思いませんでした。

まぁ、この世界は富士フイルムが写ルンですシリーズやチェキの様なおもちゃみたいな製品を扱っているほかは、大手メーカーは既に撤退しており、小なりとは言えちゃんとしたカメラなので、この市場は完全にブルーオーシャン状態。
着眼点は素晴らしいです。

その上、開発については従来の製品のノウハウを取入れることが出来る訳で、他の会社に比べて小さなメーカーであるPENTAXとしては開発費の逓減に繋げることが出来たのでは無いでしょうか。

今、この世界は、スマホのカメラに飽きた若者に注目されています。
中古でフィルムカメラを買い求める若者も多く居て、Instagramなんかを見ていると時々フィルムカメラで撮影した写真を載っけている人もいます。

確かに8.8万円と言う値段は、昔のコンパクトカメラに比べれば高いですが、それでもコンパクトデジカメと良い勝負の値段ですから、充分に太刀打ち出来ると踏んだのだと思いますね。
また、限定品では無く、一般販売されたカメラですから、暫くは売るでしょう。

銀塩カメラの従来品は既に生産中止の中古品しか有りません。
壊れたら中々直すことが出来ませんから、そう言う意味でも新製品の一般販売品と言う事は当面、部品なんかもある訳です。

しかも、昔懐かしいハーフサイズです。
36枚撮影のフィルムで倍の72枚が撮れますので、お財布にも優しいし、どちらかと言えば縦長の写真になるので、スマホカメラからのステップアップにも違和感が無さそう。

そう言えば、私が子供の頃に家にあったカメラは、コダックの単焦点のハーフサイズカメラでしたっけ。
PENTAX 17はコンパクトカメラの割には、ちゃんとカメラしていて、ピント合わせとか露出もマニュアルで設定出来るので、使い込んでいると飽きが来ないのでは無いでしょうか。

また、フィルムを使う分、無駄遣いは出来ませんからね。
生産能力が追いつかないと言うデメリットはありますが、この商品、意外にヒット商品になるかも知れませんよ。
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