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わが青春のアルカディア [日記]

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ここ最近、ニュースとかで見知った方々の訃報が相次いでいます。
鮎川誠さんとか、豊田喜一郎さんとか…。
で、今日は松本零士さんですねぇ。

私の家はお小遣いというのが無く、自由にお金を使えなかったと言うのが長らく続いていました。
祖父母がお金をくれることもありましたが、自分で何かを買うと言うのは小学校の時はしてなかった気がする。

中学校になってから初めてお金を使うと言う事を覚えました。
当時は既に貧乏のどん底に近付いていたので、折角お年玉を使って買ったものが、身の回りから消えることも屡々あったりしました。

唯一消えなかったのがプラモデルと本です。
祖父母から貰ったなけなしのお小遣いで、初めて買った漫画が松本零士さんの戦場まんがシリーズ。
『わが青春のアルカディア』で、確かシリーズの5巻だった気がする。
何で1巻から買わなかったのかは謎ですが、多分、書店に5巻しか無かったんだろうなぁ。

キャプテンハーロックの元になったドイツ人中尉と日本人技術者との交流の物語で、最後はBf-109戦闘機に日本人技術者を後部胴体に押し込んで連合軍から逃れる話しだったっけ。

敵機の機関銃射撃で、操縦索が切れたのを日本人技術者が我が身を縛って操縦索を繋げてと言うのが印象的で、スイス国境の川に辿り着いてパルチザンが迫る中、銃弾で技術者が壊してしまった大事なReviC12D照準器の代わりに自機のそれを取り外して、祖国に辿り着けと川向こうに技術者を送り出す話しだった気がする。

しかし、メジャーな銀河鉄道999とか宇宙戦艦ヤマトでは無かったのは、既に何巻か出ていて貧乏な人間には揃えられなかったのと、『うる星やつら』を買っていたからでは無かろうか。
今となっては覚えていませんが。

後、宇宙戦艦ヤマトの一番最初のアニメ映画は、姫路にいたときに見た様な記憶があります。
放射能まみれの地球で、「地球滅亡まであと何日」と言うのが子供心に怖かった。

銀河鉄道999は確か関テレで19時半からやってたのかな。
野球シーズンは、親の方にチャンネル優先権があって、大抵野球中継だったので、銀河鉄道999の記憶は細切れですね。

これまた貧乏のどん底で映画に行くお金が無かったので、試写会にせっせと親が応募して、『さよなら銀河鉄道999』は試写会で見た記憶があります。
色々とおまけを貰ったので覚えているんですよね。

正直、松本零士さんのまんがと言えば、貧乏のどん底時代の思い出とオーバラップするのですが、強烈な時代を生きていたからこそ、印象に残っているのかも知れません。
謹んでご冥福をお祈りいたします。
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