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良かった探し [日記]

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今日は何か思い切り眠たく、仕事中に何度も船を漕ぎそうになりました。
昨晩は寝苦しくて殆ど寝られなかったのが効いています。
明日からは一転寒くなるそうなので、グッスリ寝られると良いなぁなんて思ったりして。

ところで、今日は10月4日、「天使の日」だそうです。
一方、今週はノーベル賞ウィークで、果して日本人の授賞はあるのか、とマスコミさんは何かから目を逸らさせるように大騒ぎをしています。

しかし、昨日も今日も日本人の授賞は無し。
そもそも、そうも毎年毎年日本人が授賞するようなことは無いでしょう。
イグノーベル賞は毎年取っているのですけどね。

矢張り何かから目を逸らさせるようにしているのか、と変に勘ぐってしまいます。
で、授賞した人が日本人で無かった場合、日本に関係のある事柄が何か無いか、鵜の目鷹の目で調べるわけですね。

昨日の医学・生理学賞の授賞者は、沖縄の大学の客員教授だそうですし、今日の物理学賞の授賞者と同じ様な研究をしていた日本人が紹介されていました。

とは言え、何か良かった探しをしている感じがしないでも無い。
昔と違って、黄色人種に対する強烈な差別がある訳でもあるまいに、純粋に研究成果を見たら、授賞者の方が良く研究したからと言うことでは無いのかな、なんて思ったりする。

後、昨年の温暖化研究の成果で授賞した人もそうだし、クラゲの研究で授賞した人もそうだけど、米国で長年研究して、そこで発表したものがノーベル賞に価したからと言って、日本人と言う括りで表すのはどうなんでしょうねぇ。
前者の人は日本国籍を離脱してたんじゃ無かったっけ。

何れも、日本では十分な研究が出来ないから米国に渡ったという情けない理由では無かったでしたっけ。
野依さんもそうだし、福井さんもそうでしたが、みんな日本の基礎研究への投資の無さを嘆いていませんでしたっけ。
ただでさえ、例の国葬された人が推進した学校法人化の御陰で、国立大学での経営も苦しく、基礎研究への投資が等閑にされてしまっています。

こんな状態では、今後はノーベル賞はおろか、イグノーベル賞ですら受賞することは能わずになってしまうのでは無いか、そんな懸念を感じます。
人に対する投資とか言うのなら、こう言った一見無駄な研究にもきちんと資金を出すと共に、研究者に対する身分保障もきちんと行ってやらないと、今後、どんどん国外に研究者が流出することになるのでは無いでしょうか。

最早、日本企業の研究者は高給でアジア諸国の企業に引き抜かれていますしね。
これではイノベーションも起きなければ、新たな産業も起きないでしょうね。
今後は緩やかに衰退していくのでしょう、この国は。
それこそ、良かった探しでノスタルジーに浸っている場合では無いのですがねぇ。
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