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率先垂範 [日記]

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今日は3連休唯一の良い天気だったのに、家を出そびれてしまい、スーパーとクリーニング屋に行った以外は引き籠り。
まぁ、また何時ぶり返すかも知れないのもあった訳なので、少し慎重になったのもあるのですが、羽田に天皇皇后両陛下を見送りに行っても良かった様な気がします。
いつもこうやって後悔するのですよね。
毎度のことながら、進歩しないです。

そう言えば、与党の重鎮が、「元首相の国葬で反対するのは日本人じゃ無い」みたいなことを言ったみたいですが、そうすると、今の世論調査では半分以上の人が反対している訳で、そうなると、日本にいる半分以上の人間は外国人と言う事になるのですね。
然すれば、私も日本に生まれたし、日本に今も住んでいるし、国籍が日本なんだけれども、反対しているから日本人じゃ無いのかぁ~。

いや~、どうしてそんな事を一方的に言われにゃならんのかねぇ。
敬老の日がもうすぐですが、敢えてきついことを言えば、新しい動きを認めようとしない80過ぎの爺さんが未だに国会議員でございとやってりゃ、日本が衰退していくはずですわ。

正直、70過ぎでも年を食いすぎで、社会的にどんな職業でも55歳定年制に戻せば良いのですよ。
人生経験が足りない、なんて言う人は変化を嫌う人だと思いますけどね。
実際に高度経済成長期、定年は55歳でしたやん。

55歳で定年を迎えて上が会社を去ると言う事は、脂ののりきった30~40代で責任のあるポジションに付けるわけですから、企業としての新陳代謝は捗るし、イノベーションを邪魔する人間は少なかったでしょう。
何より、企業としての活力が違います。

今は、定年制が延長され、下手をすれば廃止する事になるかも知れないとか言われています。
そうなると、会社にいるのは年寄りばかりになりゃしませんかね。
年寄りというのは保守的になりますから、どうしたって若いもののする事は気に食わない事が多かったりします。

「働かない50代、60代」とかの問題も、そうした動きを鬱陶しく思っている若者が思っていることでは無いのかなぁと思うのですが、どうでしょうかね。
「働かず、会社の成長にも貢献してないのに、偉そうに口ばかり出してくる」と言う感情があるのでは無いかと思います。
で、余計な「プルシットジョブ」だけには矢鱈拘る感じ。
印鑑の角度とか、エレベーターのボタン押しダッシュとか。

まぁね、老後が不安だから何時までも安定する所に居続けたいという思いが今の50代、60代には有るのでは無いかなぁとは思いますよ。
高度経済成長期には働くだけで他は何もしなくて良いと言われ、その通りにした結果、いざ会社をリタイアしたら何も出来ない、趣味も無いなんて感じでひとりぽっちで地域社会に放り出され、「濡れ落ち葉」なんて言われる事になって途方に暮れた先輩を見ているのもありそうだし。

本来はオンもオフも充実させるのが、人生をより楽しくさせる工夫なんじゃ無いかなぁと思う。
手に職ならぬ、趣味とか特技とかを1つでも持っておくのが一番では無いか、と。
若者は生きるのに精一杯で、そんな余裕は無いと言うだろうけれど、今の若者の方がそうした人生の楽しみ方を知っているのでは?

全然話は飛ぶのですが、ピザーラだったかで、全国で一番好感度を上げて、かつ、売上を上げた店に対し、店の従業員全員に1日の休暇をあげると言うコンテストを行って、熊本の店が1位になったそうです。
会社は約束通りその店の従業員に1日の休暇をあげた訳ですが、その店を休む訳で無く、営業し続けるため、本社から人を派遣したとか。

通常、その本社から派遣した人達って下っ端の社員が来るくらいでしょうが、今回は全員がピザーラの役員で、見事に1日の店舗運営を行った上に、その店舗はその日の売上高の1位に輝いたと言うのがニュースでありました。

「通常数人で回している店舗に、役員何十人かが来たら、そりゃ話題にもなるだろうし」と言う声もありましたが、経営者がそうやって実際に現場に来て1時間程度の準備で働く事が出来ると言うのも驚きですし、その現場で役員さん達が実際に働いたことで、オフィスの中では判らない新たな気づきとかに思い至ったと言う話を聞くと、某かの課題を持ってこの活動をしているのだなぁと、世間に訴える事も出来るでしょうし、従業員のモチベーションアップにも繋がるなぁと思ったりした訳です。

何しろ、経営にしろ何にしろ一つの方向だけから見ると、考えが偏る事もありますからね。
別方向から見ると新たな視点で見えることになり、今の課題解決のヒントも見出されそうですし、新たな商売の種も出て来そうです。

因みに、ピザーラは外資系の企業で社長さんは外国人ですから、こうした柔軟でユーモアのある発想が出るのかなぁなんて思いましたね。
大多数の日本の経営者って、現業部門出身の人は少なく、人事や経営企画部門で働いて、そのまま順当に出世の階段を上ってきて、60過ぎに上がりで社長になるケースが多いですから、こうした柔軟な発想が出ないのでは無いかな、と。

数字だけを追っている人々が経営者になるから、最近の日本経済も上手く行かないのでは無いかなと思いますけどねぇ。
そこは社会全体に言えることなのかも知れませんが。
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