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日本のエアポート [読書]

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今日は終日雨。
なので、完全に引き籠り。
途中で結構土砂降りになったのですが、地震のあった地方であの降り方はちょっと気になります。
雨が酷くなって土砂災害や高潮による被害がありませんように。

てな訳で、今日はここ数日寝室で読んでいた本の紹介。
『日本のエアポート PHOTO ALBUM -空港でみつけたニッポンの魅力』(イカロスMOOK)。
日本全国に旅客機が就航する空港と言うのは全部で80箇所ほどあります。
狭い日本国土の中に、これだけの空港が犇めいているわけです。

とは言え、黒字になっている空港はほんの僅かで、ほぼ赤字空港。
半官半民的な羽田や成田はさておき、関空と大阪空港、神戸空港は一体運営で民営化され、それが起点になって北海道や仙台、それに福岡でも空港が民営化されつつあります。
今後、民営化されると赤字空港は淘汰されていく可能性もあります。

この本は、そんな経営的視点から空港を論じる本では無く、単に空港の紹介とその周辺部でどれだけ素晴らしい写真が撮れるかを述べたものです。
しかし、80箇所全部を紹介するとなればかなりの紙数が必要になりますから、基幹空港を中心とした紹介になり、ローカル空港的なものはある程度取捨選択が為されています。

空港を紹介した本であれば、別に以前紹介した本で『全国空港ウォッチングガイド』と言うものがあるので、空港の特性だとか就航エアライン、展望デッキの状況や周辺の撮影場所について事細かな情報を知りたい方はこちらの方が有用です。

この本では、その辺には余り触れず、ただただ、空港の周りやデッキからどんな写真が撮れるかを具体的な作例を示しながら紹介している本となります。
なので、その辺の情報を知りたい方には物足りないと思いますし、写真にしても、自分自身で求める構図というのがそれぞれ異なると思いますので、これでは物足りないな、と思う方もいらっしゃるか、と。

そう言う意味では、この本が満足できるか否か、実際に書店で手に取ってめくって行った方が良いような気がします。
とは言え、複数の写真家の作品が掲載されているので、機体をメインにする人とか、風景を切り取る人とかがあって、パラパラ見ただけでは、こんな筈じゃ無かったと言うケースもあろうかと思いますから、中身の確認は重要です。

まぁ、空港の特性を見て撮影した写真であることは確かなので、色んな写真を見て勉強すると言う意味ではこの本は意味あるかも知れませんね。

一方で、去年から今年に掛けては、コロナの御陰で国際線を中心に制約が生じているので、撮影出来る機体に制約が生じている訳で、必ずしも狙った感じの写真が撮影出来るかと言うと、そうでは無いかも知れません。
あくまでも、この本は参考として、こんな作例があると云うくらいの感じで見た方が良さそうに思えます。

しかし、こうした本を読んでいると遠征に行きたくなりますね。
暫くのうちは叶わぬ夢ではありますが。

日本のエアポート PHOTO ALBUM (イカロス・ムック)

日本のエアポート PHOTO ALBUM (イカロス・ムック)

  • 出版社/メーカー: イカロス出版
  • 発売日: 2020/06/30
  • メディア: ムック



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