SSブログ

47都道府県・名門/名家百科 [読書]

CES_A330-300_6095_0014.jpg

今日は薬が無くなりそうだったので、リハビリがてら医者へ。
午前中は親曰く凄い人出だったそうですが、午後はそんなにいませんでした。
そして、先週の血液検査の結果を聞いて帰ってくる。

日中は写真の整理をして過ごしました。
リハビリから帰ってからは、久々に会社パソコンを上げて、Windowsのアップデートとか諸々の作業。
流石に怖くて、メールを見る気にはなれません。
今の私のフォルダーに入っているメールの数だけで250通を超えているのですから、全体でどれくらいになるのやら見当も付きませんし、見たくも無いです。

さて、年明けからこっち、行き帰りに読んでいた本。
『47都道府県・名門/名家百科』(森岡浩著/丸善出版刊)。
丸善出版が出している『47都道府県~』シリーズの1冊で、各都道府県に栄えた中世の豪族と、その後、この地域に土着した近世の大名やら旧家、商家などなどを網羅…した本らしい。

とは言え、何時もの様に、香川県に我が一族は全く取り上げられておりません(苦笑。
まぁね、豪邸があったとは言え、肺結核の嫁さんを迎え入れたばかりに、宗家全滅、その後、遺産相続のゴタゴタで、宗家最後の生き残りであるうちの曾祖父は学資だけ親族に負担して貰った上で、体良く和歌山に追い出されて医者になった訳で。
凧揚げをして高くまで上がっても、落っこちた場所は屋敷内だったという大邸宅も人手に渡り、完全に消滅して墓しか残っていませんからね。

それはさて置き、近世の大名家、この他分家や家来衆は維新後華族に取り立てられた家が取り上げられています。
武家ではこの他交代寄合の旗本、国持大名の家老など。

こうした人達の末裔についても軽く触れているのですが、議員さんや地方自治体の長、更には大学教授というのが圧倒的に多いです。

旧家の場合は戦後の農地改革や財産税の課税で、商家の場合は維新で大名貸の取立が出来ずに没落した家もありますが、後者の場合は上手く世の荒波を乗り越えて、今まで連綿と続く企業の創業家であったりします。
へぇーこんな会社の創業家が、此処から出ていたんだなんてのが結構あったりする。

江戸時代からこっち、資本の蓄積、或いは土地の集積を重ねて、傷が浅ければその資本を元手に、更に農地や山林を集積して大地主に脱皮したり、今までの商家を会社組織に改めたり、銀行に出資してその頭取に収まるなどとかして、三井や住友、三菱、安田の様な大財閥にはならないまでも、地方都市の経済を牛耳る程度の地方財閥に脱皮したりしています。

お寺さんは維新で大分没落しますが、逆に復興を遂げたのが神社の神官ですね。
これも名門として大分残っています。

面白いところでは、琉球王朝の王家であった尚家の末裔は、建設省の住宅局長をしていて、ダイニングキッチンの考案者、その奥さんは蛸さんウィンナーの考案者だとか。
他にも、豆知識が鏤められていて、中々読み応えのある本でした。

47都道府県・名門/名家百科

47都道府県・名門/名家百科

  • 作者: 浩, 森岡
  • 出版社/メーカー: 丸善出版
  • 発売日: 2020/11/04
  • メディア: 単行本


タグ:読書 日記
nice!(2) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 2