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全国“オンリーワン”路線バスの旅 [日記]

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今日、通勤の際に席に座っていると、前に立った兄ちゃんに違和感が…。
あれだけ、交通機関に乗るときはマスクをしろと言われているにも関わらず、素顔を曝すというね。
ただでさえ、第三波だ何だかんだ言っていると言うのにかなり無神経だな、と思いました。
これで咳の一つでもされたらどうしようかと思ったり。
まぁ、事情があるのなら兎も角、せめて、マフラーしていたのだからマフラーで口元を覆えば良いのに、と思った次第。
これで妊産婦とか基礎疾患の人が座っていたりしたら、かなり嫌がられるのだろうな。

さて、そんな車内でここ最近読んでいた本。
『全国“オンリーワン”路線バスの旅』(宮武和多哉著/イカロス出版刊)。

昔、鉄ヲタをしていたとき、友人から注意されたのは、「鉄は良いけどバスは沼にハマるから止めた方が良いぞ」と言うのでした。
確かに鉄道の路線は多く有りませんが、バスは道路と車輪があれば何処へでも行けますから、全国津々浦々に路線があり、乗り潰しなんかをしようものなら途轍もなく時間が掛かります。

先日、新聞を読んでいたら「市役所」と言うバス停を訪ね歩いている人の記事が掲載されておりました。
実際に乗って、現地に行ってバス停の写真を撮って帰ってくると言う事をしているらしい。
また、密林のお勧め一覧に全国バス停事典みたいな本が紹介されていましたね。

事ほど左様にバスの世界は奥が深いのですが、一番趣味的に浅いのがバスに乗って旅をするだけと言うもの。
私なんかも、深川に会社があったときには、会社の最寄り駅から歩くのでは無く、御徒町からバスに乗って会社の前のバス停で降りていました。
その方が小回りが利きますから。

東京都バスの定期は、都区内なら全路線乗り放題ですので、神田神保町から田端に出たり、秋葉原から駒込に行ったり、新橋から深川に行ったり、錦糸町から深川に出掛けたり、渋谷から新宿を経由して池袋に出て国際興業バスに乗り継いで赤羽に出て鳩ヶ谷までバスで帰るなんてことを良くしていました。

この本は、日常とはちょっと離れた、寧ろ「旅」と言う趣の路線を紹介して、その沿線風景、特徴なんかを書いています。
勿論、マニアさんが書いている本なだけあって、都バス路線なんかは全く取り上げられていません。

例えば、一般道を150kmも走り抜けるバス旅だとか、瀬戸大橋を路線バスで移動する旅、三段峡に向うバス旅、宮古島の島内路線、免許線の話や、大都市のバスなのに狭隘路線である横浜市バスや名古屋発で三重交通が運行する1日1本のバス、かと思うと1時間に34本も運行する大阪シティバスだとか蘊蓄話もあります。

一方で、ライトなバス旅としてパワースポットを行くバス旅の紹介だとか、県境越えの路線バスの話とかも取り上げていて、浅いところから深いところまで、満遍なく取り上げられているバランスの良い本だなぁと言う印象。

それぞれの項目に地図と路線図、その路線図にポイントが書かれていたり(老眼にはちと辛かったが)、沿線の写真もあったりして、薄手の本だけど読み応えがありました。

コロナが落ち着いたら宮古島辺りの島内路線に乗りに行きたいなぁなんて思いもかき立てられる本でしたね。
コロナでどこにも出られないけど、旅気分を味わうのに丁度良い本なのかも知れません。

全国“オンリーワン

全国“オンリーワン"路線バスの旅

  • 作者: 宮武 和多哉
  • 出版社/メーカー: イカロス出版
  • 発売日: 2020/09/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



タグ:読書 日記 バス
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