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急傾斜地条例 [日記]

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昨日、23時半に寝床に入って、1時には寝入ったため、今朝は頗る快適でした。
やっぱり、寝不足は身体に良くないし、体調不良の原因になりますよね。
頑張って、寝不足にならないようにしなければ。

そう言えば、昨日は京浜東北線が災難だったそうですね。
午前中踏切確認で、帰宅ラッシュ時に人身事故、そして、深夜には駅構内立入でまた止まっていました。
うちの会社の最寄り駅でも、入場規制が掛かっていたみたいでした。
行かなくて良かったです(苦笑。

ところで、逗子市で痛ましい事故が起きましたね。
斜面が崩落して、18歳の女の子が下敷きになって亡くなられたとか。
開発優先で、対応を何も考えずに作ったもの勝ちの世の中ですから、こうした事故がこれからも起きるかも知れません。

大学時代の教養学部の授業で、社会人が講師に来て授業をすると言うコマがありました。
様々なジャンルの人がやって来たのですが、その中に神戸市建設局の職員さんがやって来て講義する授業もありました。
当時はバブル直前の頃で、神戸市はまだ、"Mountain goes to sea"として世界的に有名な頃。
当然、北区の山を切り崩し、長大なベルトコンベアで土を運び、船で沖へと運んで海を埋立て、人工島を作ると共に、切り崩した山を平らにして宅地として売ると言う手法で多大な利益を上げていました。

とは言え、その開発に際しては多くの起債を必要としたため、阪神淡路大震災とバブル崩壊により、借金まみれになったのですがそれはまた別の話。

その講義で、講師が最初に触れたのは、開発地域の住民を守るための施策として急傾斜地条例を全国に先駆けて制定したというもの。
ミニ開発や急激な宅地開発によって、住宅地に出来る平たい土地は開発し尽くし、次に業者が目を付けたのは丘陵地帯。
そこを削って、頂上に平たい土地を作り上げて宅地を造成するのは良いのですが、法面の補強が為されていなくて、少しの雨でも土砂崩れが起きたり、崩落が起きたりして崖下の建物に被害が及んだり、また造成地の崩壊を招いたりと言う事故が頻発したと言います。

そうした開発を防ぐ為、神戸市では急傾斜地条例というのを制定して、30度以上の勾配を有する崖を擁する地を開発する際には、開発業者が適切な防護措置を講じないと開発を認めないとしました。
こうした取組みは全国でも先進的な取組みで、関東ではそうした条例が未だに作られていないと言う事を講義の時に強調していましたね。

あれからウン十年経ちますが、あの辺では未だに有効な対策が取られていなかったのか、と些かあっけにとられています。
県任せとかにしているとかでしょうかね。
地元のことは地元の市区町村が主体的に動かないと、有効な対策が打てないのでは無いか、と思うのですがねぇ。
事故が起きてからでは遅いのですが。
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