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SUKEROKU GIRL [音楽]

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ここ最近、眠れずにホットミルクでも飲もうかなどと思っていて、お肌のコンディションも悪く、面皰が彼方此方に出来はじめていました。
更に水曜くらいから下の小臼歯が痛くなり、それが木曜からは上の方にジンジンとした痛みが拡大。
なので、昨日はさっさと早引けして歯医者へ。
しかし、何時もの様によく流行っている歯医者なので、飛び込みで入っても予約の空きがなく、来週土曜日まで延期です。

幸い、今日はかなり落ち着いているので、季節の変わり目による知覚過敏かなと思っています。
とは言うものの、結構下の歯は孔を大きく穿っているので、これ以上なら差し歯になりますね。
さて、どうなることやら。

で、昨日はリハビリに出掛けて、腰の痛みが引いたので一気に寝落ちしてしまいました。
どうも最近、このパターンが多かったりします。

そして、今日は早起きして先々月の台風以来の成田詣でに行ってきました。
本当なら先月、ラグビーW杯でNew Zealand Airlinesが1日2本になったり、B.777-200ERにシップチェンジして、一部はB.777-300ERに更にシップチェンジしたり、South African AirlinesのA.340-600が飛来したり、或いは即位礼の為に世界各国から来たVIP機を撮りたかったのですが、結局、先月は週末ごとに台風が来たり大雨が降ったりと、外に出られず、遂にどこにも撮影に出掛けませんでしたから。

航空業界では先週月曜から冬ダイヤに突入して、夏ダイヤで取りこぼしたものが結構撮影出来ていなかったことが良く判りましたね。
明日は入間基地祭ですが、天気は余り良くなく、それに入場には身分証がいるので、国が認めた身分証を持たない私は行っても門前払いを食らいそうですから、温和しく引き籠もります。

で、今日の釣果は明日にでも載っけられれば良いなぁと言うことで、今日は音楽について。

川嶋志乃舞と言う茨城県出身の歌手がいます。
一応、「歌手」なのですが、元々は東京芸術大学で邦楽を学んだちゃんとした三味線奏者です。
面白いのは自分の三味線を聞かせるだけで無く、普通のポップス風の曲を作曲し、アレンジして、詞を付けて、その中で自分の三味線を活用すると言うことでキラキラシャミセニストを名乗っています。
そう言う意味では邦楽器分野の分島花音(この人もシンガーソングチェリスト)かもしれない。
個人的にはこの人と分島花音のセッションを聞きたいなぁ。

和楽器バンドと言うグループがあるので、こうした音楽は受容されているとは思います。
私が知ったのは、去年、偶々YouTubeを見ていたら、軽快なポップスに乗せて曲間にかなり異質な三味線が入っている曲のMVがあって、これは何だ?と思って検索してから。

彼女の最新作が『SUKEROKU GIRL』。

1曲目からグルービーな曲である「Jump Up」。
彼女の声質も民謡を学んだような感じの唸りがあったりして、普通の歌手とは少し違います。
そう言う意味では、吉木りさに似ているのかな。
聞いていて心地良い声でもあります。

2曲目はインスト的な曲で、シングルとして先行発売されていた「パンダトニック」。
三味線とテクノとPerfume的な加工された彼女の声が融合されて、ちょっとカオス気味に思えるのですが、それでいて完全に破綻していないし、面白さも感じられるという感じの曲ですね。

3曲目は「たのしい四捨五入」。
タイトルからして奇異な曲ですが、ドラムがロックテイストなのに、エレキギターの代わりに三味線が入っていると言う、それがまたちゃんとドラムと上手くセッション出来ていると言う曲で、彼女の三味線の技巧が目立つ曲でもあります。
ライブではアゲ曲になるべき曲ですね。

4曲目は「Not575」。
前曲とは一転してバラード調の曲になります。
575と言うのは、伝統とか型に嵌めるというのか、そんな意味に取れます。
彼女の作品自体が、邦楽という伝統からかなりはみ出した形ですから、自らを投影した歌なのでは無いでしょうか。

5曲目は「津軽じょんがら節」。
毎回、彼女のアルバムには原点回帰とも言うべき、民謡が収録されています。
今回のアルバムでは、「津軽じょんがら節」がそれに当たります。
これは「正統派」の民謡です。
彼女の歌は、かなりはみ出していますが、この演奏を聴くと、きっちりとした三味線のテクニックを基礎にして、新たな作品を生み出していることがよく判ります。

6曲目も民謡ですが、新作民謡とでも言うもので、「HINODE音頭」と言うタイトル。
正調の民謡ですが、彼女オリジナルです。
彼女のライブには行ったことが無いのですが、1つのアルバムでこれだけ幅広いと、どんな感じのライブになるのでしょうか。
個人的にはカオスな気がしますが。

7曲目は一転、軽快な恋愛ポップスである「おしゃれなふたり」。
こちらも軽快なポップスなのですが、メインテーマを奏でているのはギターの代わりに三味線です。
最後に向けての盛り上がりを作るのに相応しい曲に仕上がっています。

最後の曲は、インストルメンタルである「Drum Strings」。
メインテーマを奏でているのはやっぱり三味線。
しかし、全く違和感がありません。
PVはこんな感じのアダルティな雰囲気のものに仕上がっています。



分島花音さんにも通じますが、やはり楽器の基礎がしっかり備わっている人は、なにをやっても綺麗に嵌まりますね。
特に自らの演奏する楽器の特性をしっかり把握しているので、三味線が曲から浮くことはありません。
今回のアルバムも当分はヘビロテになりそうです。

SUKEROKU GIRL

SUKEROKU GIRL

  • アーティスト:
  • 出版社/メーカー: Harelu-Arts
  • 発売日: 2019/10/09
  • メディア: CD


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